「外壁にひび割れができたけど、放っておいても大丈夫?」
「外壁のひび割れを直すときの費用が知りたい」
ひび割れをみつけたら放っておくのは危険です。
たとえ小さなひび割れでも、雨漏りを引き起こす恐れがあります。
放置すると修繕にかかる費用が高額になるため、早めに業者へ相談するのが望ましいでしょう。
今回の記事では、外壁のひび割れについて、種類別の危険度と費用相場を解説します。
ひび割れをみつけたら業者に外壁診断を依頼しよう
外壁にひび割れが生じていたら、早いうちに専門業者へ相談し、点検・診断を受けると良いでしょう。
ひび割れの種類によって、緊急性が異なり、素人では判断が難しい場合もあるのです。
専門業者であれば、ひび割れの状況を確認した上で、早急な対応が必要か、経過観察で大丈夫かを判断してもらえます。
【危険度別】5種類のひび割れ
緊急性が高いひび割れと、経過観察で済むひび割れの違いは、ひびの幅や深さなどで判別します。
以下5種類のひび割れについて、1つずつ解説します。
- 乾燥クラック
- ヘアークラック
- 縁切りクラック
- 構造クラック
- 開口クラック
クラックとは、壁や天井にできるひび割れをさす工業用語です。
ひび割れの種類を自分で調べたい場合は、クラックの幅を測るクラックスケールが、ネットショップやホームセンターで購入できるので、活用してみてください。
危険性なし:乾燥クラック
乾燥クラックとは、主にモルタル壁の塗膜(塗料の層)に生じているひび割れです。
モルタルは、乾燥過程で水分蒸発するときに収縮が起きるため、それが原因となって幅の狭いひび割れが発生します。
モルタルは施工段階でひび割れが発生しやすく、新築でも数年でひび割れが見つかる傾向があるのです。
乾燥クラックは塗膜表面のみに現れ、目を凝らさないと確認できないほど、浅くて狭いひび割れなので、乾燥後にひびが広がる心配はありません。
放っておいても進行しないため、外壁の構造に影響を与える可能性は低いでしょう。
危険性(低):ヘアークラック
ヘアクラックとは、髪の毛ほど細いひび割れで、幅0.3mm以下・深さ4mm以下のひび割れが該当します。
ヘアークラックの原因は、以下のようなケースが挙げられます。
- 塗膜の経年劣化
- 大型車や電車、地震による振動
- 新築時の塗装の塗膜切れなどの施工不良
ひび割れの幅が0.3mm以下であれば、すぐにひび割れが進行する心配はなく、外壁を傷める可能性は低いため、経過観察でも問題ありません。
ただし、経年によってひび割れが大きくなる可能性や、別の場所がひび割れを起こしている恐れがあります。
定期的な業者の点検・診断を受けて、ひび割れの対処が必要な時期を評価してもらうと安心です。
ヘアークラックは、DIYでの補修も可能です。
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危険性(中):縁切りクラック
縁切りクラックとは、モルタル壁やコンクリート壁などで生じます。
モルタルやコンクリートの外壁は、途中で作業を中断したり、部分的な塗り直しをしたりすると、ひび割れを起こすのです。
縁切りクラックは、ひび割れが生じてから時間が経っている可能性が高いため、外壁材が浸水している恐れがあります。
また、別の場所にも縁切りクラックが生じている場合があるため、できるだけ早急に専門業者への相談が必要です。
危険性(中):構造クラック
構造クラックとは、建物の構造的な欠陥、または不同沈下(地盤が軟弱な影響で建物が偏って傾斜すること)などから発生します。
幅0.3mm以上・深さ5mm以上ある大きなひび割れのため、別の場所や見えにくい2階部分にも発生している可能性があり、できるだけ早急に専門業者への相談がのぞまれます。
専門業者に外壁全体の点検・診断をしてもらい、最適な対処方法を提示してもらいましょう。
危険性(高):開口クラック
開口クラックとは、窓枠や扉をはめるために外壁を開口した部分に発生します。
サッシや扉の重さや、開閉による振動などによって、開口の端から斜め方向に亀裂が入るのが特徴です。
開口部は雨水の通り道になりやすく、発生したひび割れから浸水する原因となるため、専門業者に早急な対応を依頼しましょう。
ひび割れの修復にかかる費用相場
ひび割れの補修にかかる単価相場は約2,000〜3,000円/mで、1回あたりの費用相場は約1〜5万円といわれています。
業者によって料金設定が異なるだけでなく、幅や深さなどのひび割れの状態により修理工法が異なり、費用は一定ではありません。
たとえば、足場の必要な高所にひび割れが生じている場合、足場代が加算されるため、約20〜50万円ほどになります。
また、ひび割れが大きく進行している場合には、内部の補修や外壁材の張り替えが必要な可能性もあります。
つまり、具体的な費用を知るためには、実際のひび割れを診断してもらう必要があるのです。
保証などを確認する
以下が原因のひび割れであれば、費用が無料になる可能性があります。
- 外壁塗装の施工不良によるひび割れは、塗装業者や塗料メーカーの保証を確認
- 地震によるひび割れは、火災保険や地震保険による保証を確認
- 住まいの構造の問題や地盤の問題によるひび割れは、売主等に相談
それぞれの保証には、条件や適用期間が設けられているため、ひび割れを発見したら早めに確認しましょう。
小さなひび割れも放置は危険|起こりうる5つのリスク
「小さいひび割れなら、放っておいても大丈夫?」
目立たないひび割れだと、放置するケースは少なくありません。
しかし、小さなひび割れを放置した結果、以下のようなリスクを引き起こした事例があります。
- 雨漏りが発生するリスク
- 建物の耐久性低下によって老朽化が進むリスク
- 湿気によってカビが発生するリスク
- シロアリが発生するリスク
- 爆裂現象のリスク
それぞれのリスクについて、解説します。
雨漏りが発生するリスク
外壁にとって、浸水は避けるべきリスクです。
ひび割れを放置すると、割れた隙間に雨水が入り込んで浸水し、雨漏りが起きる恐れがあります。
ひび割れた外壁から雨漏りをするケースは少なくありません。
雨漏りは、柱などの躯体部分を腐敗させる原因になるため、すぐに補修が必要となります。
補修になると高額な費用が必要ですので、ひび割れの段階で修繕しておくのが賢明です。
建物の耐久性低下によって老朽化が進むリスク
ひび割れを放置すると、建物の耐久性低下や劣化が進み、老朽化が深刻化します。
外壁の下地が腐食し、外壁材を取り替える工事が必要になる恐れが生じるのです。
ひび割れの段階で修繕しておけば、建物の耐久性が維持でき、結果的に修繕の回数や費用を抑えられます。
湿気によってカビが発生するリスク
放置したひび割れから雨水が浸入し、カビが発生する恐れがあります。
カビは、美観を損なうだけでなく、アレルギーを引き起こして健康を害する可能性が高いです。
カビの発生を防ぐためにも、小さなひび割れであっても放置せず、専門業者へ相談しましょう。
シロアリが発生するリスク
シロアリは建物を弱らせ、倒壊するリスクを高める危険な害虫です。
ひび割れから浸水すると、シロアリが発生しやすい湿気の多い環境をつくってしまいます。
地震などをきっかけに倒壊してしまったら、大切な家を失ってしまう恐れがあるのです。
シロアリの発生を防ぐためにも、ひび割れの放置は避けましょう。
爆裂現象のリスク
爆裂とは、モルタルなどの外壁材が、内部鉄筋が膨張することにより剥がれ落ちる現象です。
内部鉄筋がひび割れを原因として腐食や錆びを起こすと、鉄の体積が膨張してしまいます。
鉄が膨張すると、ひび割れを更に誘発して、モルタルを押し出して欠落させるのです。
爆裂現象が起きると大きな補修が必要となり、高額な費用がかかってしまうため、ひび割れの段階で修繕を検討しましょう。
まとめ|外壁にひび割れをみつけたら早めに相談しよう
ひび割れをみつけたら放っておくのは危険です。
たとえ小さなひび割れでも、雨漏りを引き起こす恐れがあります。
放置すると修繕にかかる費用が高額になるため、外壁にひび割れが生じていたら、早いうちに専門業者へ相談し、点検・診断を受けると良いでしょう。
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