外壁のシーリング（コーキングとも呼ばれる）について、以下のような疑問・悩みはありませんか？
「外壁のシーリングってなぜ必要なの？」
「シーリングの補修タイミングはいつ？」
「シーリング工事の費用相場が知りたい」
「自分でシーリング工事しても良いかな？」
今回の記事では、上記のような疑問にお答えするため、外壁シーリングの役割・打ち替えのタイミング・必要性を解説します！
外壁のシーリングは外壁材のつなぎ目を埋める充填剤
シーリングは、サイディングボードなどの外壁材のつなぎ目を充填したり、モルタルのひび割れを修復する際に使用されます。
近年の住宅外壁に多く採用されている「窯業系サイディング」は、外壁材同士の繋ぎ目にできる隙間を埋めなければなりません。
一般的に、シーリングはゴムのような伸縮性のある素材が使われており、充填した繋ぎ目が伸び縮みに順応するクッションの役割も果たしているのです。
シーリングが充填されていると、地震や強風などから家を守ってくれます。
シーリングの劣化症状は補修が必要なタイミング
シーリングの劣化症状は、以下のとおりです。
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肉やせ・ひび割れ |
剥離 |
破断 |
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上記の症状のうち、どれかひとつでも疑われる場合は、専門業者への相談をおすすめします。
専門業者であれば、補修が必要かどうかの判断をしてもらえて、状況に応じた補修費用の見積もりもとってもらえるでしょう。
外壁のシーリングは経年劣化しやすく、上記のような劣化症状がみられた場合は、シーリングの防水性が損なわれ始めたサインです。
劣化症状を放置すると、劣化した場所から雨水などが侵入するため、外壁材も浸水する恐れがあります。
外壁材が浸水してしまうと腐食してしまい、大規模な修繕が必要になる可能性が高いです。
また、腐食のリスクだけでなく、カビ・シロアリ・雨漏りなどが生じる恐れもあり、躯体へのダメージが大きくなれば、お家の寿命はさらに短くなってしまうでしょう。
さまざまなリスクを防ぐためには、シーリングの劣化を放置せず、定期的な打ち替えでの補修が望まれます。
外壁シーリングの耐用年数は5〜10年が目安
立地条件や環境によって異なりますが、外壁に施されているシーリングの耐用年数は、一般的に5〜10年が目安になります。
シーリングは、経年によって最初に劣化する場所です。
外壁材のクッションの役割があるシーリングは、外壁材の膨張・伸縮に順応するため、劣化しやすいといえます。
また、シーリング材の主な成分であるウレタンは、紫外線に弱い性質があり、常に紫外線にさらされている外壁シーリングの劣化は、比較的早く生じます。
外壁塗膜（塗料の層）の劣化よりも、シーリングの劣化のほうが早く、頻度も多いといえるでしょう。
外壁シーリング工事の費用相場は？
シーリングの打ち替え工事にかかる費用の相場は、900〜1,500円平方メートルといわれています。
シーリングの劣化症状がある場合、外壁に施された全てのシーリングを打ち替えるケースは少なくありません。
外壁前面の打ち替え工事では、高所作業が発生する可能性が高く、その場合は上記の費用に足場費用がかかります。
打ち替え工事の範囲や業者によって費用が異なるため、3社以上の業者で相見積もりをとると良いでしょう。
シーリングの打ち替えはプロへの依頼が賢明
「シーリングの打ち替えは、自分でもできる？」
DIYが得意な方や、工事費を節約したい方は、自分でシーリングの打ち替えにチャレンジしようと考えるかもしれません。
しかし、シーリングの打ち替え工事は専門的な知識と技術を要し、かんたんにはできないため、プロへの依頼を推奨します。
自分で打ち換えようとすると、シーリングをしっかりと充填できないなどの不備が生じ、浸水のリスクを招く恐れがあり、きれいに仕上げるのも難しいでしょう。
専門業者であれば、不備なくきれいにシーリング工事をすすめてもらえて、危険な高所作業も安心して任せられます。
シーリング工事と外壁塗装は同時にするのがおすすめ！
外壁のシーリングを打ち替えるなら、外壁塗装も同時におこなうのがおすすめです。
シーリングの劣化症状が見つかると、多くの場合で、外壁全面のシーリングを打ち替えます。
高所作業を伴う場合が多いため、足場を組む必要があるでしょう。
足場の費用は決して安くなく、同時に外壁塗装工事もおこなうと、別々で依頼するよりも節約になります。
専門業者に外壁診断をしてもらい、シーリング工事と同時に外壁塗装を進められたら、前向きに検討しましょう。
まとめ
外壁のシーリングは、外壁材のつなぎ目を埋める充填剤であり、地震などの揺れによる外壁材の動きに順応するクッションの役割も果たしています。
シーリングの劣化症状が見られた場合は、補修が必要なタイミングである可能性が高いため、専門業者に相談をしましょう。
放置すると、さまざまなリスクを招く恐れがあるため、定期的な打ち替えでの補修が望まれます。
また、シーリングの打ち替え工事はかんたんではなく、専門知識・技術が必要であるため、自分でDIYせずにプロへ依頼しましょう。
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