お部屋の印象を左右するクロスですが、汚れや劣化が生じたときの修繕方法として、クロス塗装という手段があります。
「室内クロス塗装ってなに？」
「クロス塗装のメリット・デメリットが知りたい！」
「室内塗装を依頼したら費用はどのくらい？」
クロス塗装について、上記のような疑問がありませんか？
本記事では、クロス塗装について、クロスの張り替えとは違う塗装のメリット・デメリットや、依頼費用の相場をご紹介します！
室内クロス塗装はクロス（壁紙）の上から塗装すること
クロス塗装とは、お部屋の壁や天井を壁紙の上から塗装することです。
クロスの張り替えに比べると作業時間が短く、費用も抑えられるケースが多いため、お部屋の雰囲気を手軽に変えられる特長があります。
ただし、適切な手順で作業をしないと、下地を傷つけてしまう恐れがあるため、専門知識を持ったプロの業者に依頼するのが安心です。
塗装できるのはビニールクロス｜塗装できるか確認する方法
上から塗装しても問題ないクロスはビニールクロスで、日本国内の住宅で多く採用されています。
ビニールクロスの塗装に適した水性塗料であれば、基本的に塗装が可能です。
水性塗料は、においが少ない塗料のため、室内の塗装に向いています。
ただし、撥水性・防汚性のあるビニールクロスや、布製や紙製クロスは水性塗料のクロス塗装に向かないため、塗装を施すためには一度クロスをはがさなければなりません。
塗装できないクロスは、以下のとおりです。
- セロハンテープを付けても剥がれやすい
- 水を吹きかけると弾いて流れる
- 目立たない箇所で試し塗りするしたら弾く
自分で判断が難しい場合は、業者に相談してみましょう。
クロス塗装をする3つのメリット
クロス塗装は、以下3つのメリットがあります。
- お部屋の雰囲気を気軽に変えられる
- 色の種類が豊富なので好みに合わせて変えられる
- 部分的な汚れや劣化の補修ができる
それぞれのメリットについて、詳しくみていきましょう。
【メリット1】お部屋の雰囲気を気軽に変えられる
クロス塗装は、お部屋の雰囲気を気軽に変えられるメリットがあります。
壁紙の張り替えでは、きれいにしたい箇所のクロス1枚分、または1面の張り替えをしなければなりません。
お部屋全体の壁紙を張り替えるとなると、さらに手間がかかります。
一方クロス塗装であれば、汚れや劣化部分のみや、塗装したい範囲を限定できるため、手軽であるといえます。
お部屋全体を塗装する場合でも、クロスの張替えよりも短時間で作業できるのです。
【メリット2】色の種類が豊富なので好みに合わせて変えられる
塗装用の塗料は、種類豊富に色が揃っています。
「この色が好みだけど、もうちょっと明るいほうがいい」などのオーダーも、塗料を混ぜ合わせて調合できるため、オリジナルの色を出せるメリットがあります。
また、近年注目されている「漆喰（しっくい）壁」や「珪藻土（けいそうど）壁」は、塗装だから出せる高級感のある仕上がりや、素材の良さがたのしめます。
【メリット3】部分的な汚れや劣化の補修ができる
部分的な汚れや劣化に対する補修も比較的かんたんにできます。
壁紙の張り替えとなると、部分的な汚れや劣化を直すだけなのに、全面を貼り替えなければならないケースは少なくありません。
クロス塗装であれば、補修したい壁の色に合わせて塗料を調合し、部分的に上から塗りなおすだけで補修が可能です。
クロスを塗装する3つのデメリット
クロス塗装のデメリットを挙げるなら、以下の3つでしょう。
- 塗装をした後にクロスを剥がせない
- 塗装をしてもクロスの劣化は防止できない
- 塗料の臭いは避けられない
デメリットもよく確認し、クロス塗装をするか検討しましょう。
【デメリット1】塗装をした後にクロスを剥がせない
クロス塗装をすると、作業後にクロスを剥がすのは難しくなります。
塗装してしまったら、クロスの張り替えはできません。
塗装したクロスを剝がそうとすると、壁の下地を傷めてしまう恐れがあります。
下地が傷んでしまったら、下地ごと補修交換が必要になるため、結果的に高額な費用がかかってしまいます。
クロス塗装をしたあとの補修は、塗装でしかできないと覚えておきましょう。
【デメリット2】塗装をしてもクロスの劣化は防止できない
塗装を施せば見た目がキレイになりますが、クロス自体の劣化は防げません。
塗装によって壁紙が膨張するケースもあり、劣化が早くなって補修工事が必要になってしまう場合もあります。
【デメリット3】塗料の臭いは避けられない
室内塗装で使う水性塗料は、比較的臭いの少ないタイプですが、それでも塗装直後は臭いが気になる可能性があります。
時間の経過とともに臭いは薄れますが、塗装後はしっかりと換気をしましょう。
また、塗装作業は短時間ですが、乾燥時間は別途必要なので、完全に乾くまで触らないよう注意が必要です。
塗り替えがおすすめできる人の特徴とは？
「お部屋の壁紙を変えたいけど、塗り替えと張り替えどっちにしよう？」
上記のような悩みがあるなら、前述のメリット・デメリットに加えて、以下の表を参考に選択してみてください！
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塗り替えがおすすめな人 |
張り替えがおすすめな人 |
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クロス塗装の費用相場は？
クロス塗装の費用相場は、1平方メートルあたり1,000〜2,000円です。
使用する塗料の種類によって、価格が異なります。
新想塗装株式会社では、抗ウイルス塗料（アレスシックイ）でのクロス塗装をおこなっています。
アレスシックイは、ローラーで簡単に施工が可能な「漆喰塗料」です。
自然素材の風合いと質感に加え、主成分である消石灰（水酸化カルシウム）の効果による以下の機能があります。
- 消臭機能
- 抗菌・抗ウィルス機能
- VOC（揮発性有機化合物）吸着機能
作業は一般的な工程をとります。
- 養生
- 下塗り
- 上塗り
- 上塗り
ただし、劣化の状況によって工程が増える場合もあります。
ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください！
まとめ
クロス塗装は、張り替えに比べると作業時間が短く、費用も抑えられるケースが多いです。
適切な手順で作業をしないと、下地を傷つけてしまう恐れがあるため、専門知識を持ったプロの業者に依頼するのが安心です。
お部屋の雰囲気を左右するクロスの補修は、塗装と張り替えのどちらがよいか、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
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