外壁塗装の作業工程には、高圧洗浄が含まれています。
「外壁塗装を依頼しているのに、なぜ高圧洗浄するの?」と疑問に思いませんか?
高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使って高い水圧を作り上げ、外壁に付着している汚れや、傷んだ旧塗膜(劣化した粉上の塗料や、はがれた塗料)を落とす下準備作業です。
旧塗膜の上から塗装すると、塗料が密着せず剥がれてしまったり、塗りムラができてしまったりするため、高圧洗浄の下準備作業が必要になります。
今回の記事では、外壁塗装に必要な高圧洗浄について、必要な理由や費用相場を解説します。
外壁塗装に高圧洗浄が必要な3つの理由
外壁塗装をおこなうときは、汚れを取り除く高圧洗浄の作業が大切です。
高圧洗浄が必要な理由は、以下の3つです。
- 塗装をきれいに仕上げるため
- 質の高い塗装にするため
- 塗装を長持ちさせるため
上記理由を1つずつ解説します。
理由①塗装をきれいに仕上げるため
高圧洗浄は、外壁の汚れや旧塗膜を落とし、きれいに仕上げるために必要です。
外壁や屋根の塗膜(塗料でできた層)は、紫外線や雨風により少しずつ耐久性が劣化します。
一般的に10年以上経過すると、塗装の油分や粘着力を失ってチョーキング(劣化した粉状の塗膜)が生じてしまうのです。
チョーキングが起きている塗膜や汚れの上から塗装すると、新しい塗膜にムラができてしまい、きれいに仕上がりません。
高圧洗浄でチョーキングなどの旧塗膜や汚れを落とし、新しい塗膜をムラなくきれいに塗装するために、高圧洗浄の作業が必要です。
理由②質の高い塗装にするため
外壁や屋根の素材に、塗膜をしっかりと密着させると、質の高い塗装に仕上がります。
旧塗膜は粘着力が失われているため、汚れとともに落とさないと塗料が密着せず、剥がれやすくなります。
業者が扱う高圧洗浄機は圧倒的な水圧を作れるため、汚れや旧塗膜だけでなく、しみ込んだ汚れも落として、塗料が密着しやすい下準備ができます。
つまり、高圧洗浄は表面汚れ・しみ込み汚れの両方を落とせるため、塗料が素材にしっかりと密着して質の高い塗装ができるのです。
理由③塗装を長持ちさせるため
高圧洗浄は、新しい塗装を長持ちさせるために必要な下準備の作業です。
高圧洗浄しないまま新しく塗装をおこなうと、汚れとともに、はがれやすくなります。
通常10〜15年は持つ塗装も、すぐに修復が必要となってしまう上、余計に費用がかかってしまうでしょう。
短期間で外壁塗装を繰り返すよりも、高圧洗浄して長持ちさせる方が、結果的に低コストにつながります。
高圧洗浄の作業に必要な時間は?
高圧洗浄だけで、どの程度時間がかかるのか、イメージがつきませんよね。
たとえば、外壁・屋根をあわせた塗装依頼の場合、高圧洗浄にかかる時間は半日〜1日です。
業者により多少異なりますが、汚れが多いケースでは、2日かけて施工する場合もあります。
高圧洗浄での下準備をていねいに施工するほど、質の高い塗装に繋がるため、時間をかけておこなうのが大切です。
洗浄が終わると、1〜2日ほどかけて外壁を乾かして、塗料をしっかり密着させる準備が整います。
新想塗装工業株式会社では、高圧洗浄での下準備をていねいにおこない、質の高い塗装をご提供しています。
弊社の高圧洗浄は、以下の作業工程でおこないます。
1.近隣住民へご挨拶 | 近隣の方には、作業に伴う音や水はねなど、必要な説明をおこない、必要に応じて車などに養生をお願いする場合があります。 |
2.周辺の安全確認 |
上記を確認し、必要に応じて養生をおこないます。 |
3.屋根の洗浄作業 | 屋根の頂上からゆっくりと下に向かって洗い流します。 チョーキングやカビ・藻など、頑固な汚れをしっかり落とすため、2〜3回ほど作業をくり返します。 汚れが残っていないか、しっかり確認します。 |
4.外壁・付帯部の洗浄作業 | 破風板、軒樋、軒、外壁を洗浄します。(※) アンテナや回線引き込み口など、外壁にある設置物を確認し、水圧を落としたり、養生したりする場合があります。 雨戸やシャッターなど外せる物品は取り外し、取り外せないシャッターなどはそのまま洗い流します。 外壁洗浄も、2〜3回ほどくり返し ていねいに作業します。 全面のチョーキングや汚れが残っていないか、しっかりと確認して洗浄終了です。 |
※ 破風板:雨どいが付かない屋根の先端
軒樋:軒先の横向きについている雨どい
軒:外壁・窓・玄関より外側に出た部分
高圧洗浄より強力なバイオ洗浄とは?
外壁塗装をおこなうときに、高圧洗浄ではなく、バイオ洗浄が必要な場合があります。
バイオ洗浄とは、薬品を使う施工方法で、コケやカビ、細菌などを根こそぎ取り除くための洗浄です。
特殊洗剤を浸透させ、頑固な汚れを剝がれやすくし、高圧洗浄と比べて建物自体に負担をかけずキレイにできます。
住宅街で影になる場所が多く、湿気やすい立地の場合では、コケ・カビ・細菌が増えやすいため、バイオ洗浄が有効です。
新想塗装工業株式会社でも、条件によっては、バイオ洗浄をご提案する場合があります。
弊社のバイオ洗浄の作業工程は、以下のとおりです。
- 作業道具を準備し、ゴーグルを装着する。
- 外壁についている機械や表札などを養生(保護)し、植物や車などを移動させる。
- 洗浄箇所を洗浄機でゆっくり濡らし、洗浄剤を内部に浸透させる。
- 洗浄する表面に、洗浄剤を均一に散布する。
- 約10分放置するとカビやコケが十分に浮くため、高圧洗浄でていねいに水洗いする。
水でなく薬品を使うといわれると、安全性が心配になるかもしれません。
しかし、バイオ洗剤は、カビ・コケの分解に特化した植物性の成分が多く入った洗剤です。
環境と人間に配慮した成分で、安全性が比較的高い洗剤が多いです。
洗剤にご不安があれば、お気軽にご相談ください。
高圧洗浄の費用相場は?
外壁塗装に高圧洗浄に、どのくらい費用がかかるのか、気になりますよね。
外壁塗装でおこなう高圧洗浄の単価相場は、1㎡あたり100〜200円で、業者により異なります。
たとえば、一般的な家屋30坪(約100m2)であれば、10,000〜20,000円が費用相場の目安です。
汚れが落ちにくい場合は、バイオ洗浄が必要となる可能性があります。
バイオ洗浄の単価相場は、1㎡あたり300〜500円です。
高圧洗浄の見積もりが不明瞭であったり、上記の単価相場よりも高かったりした場合は、費用の詳細確認をおすすめします。
また、高圧洗浄作業には、多くの水を必要とします。
作業を行うときは、自宅の水道を使用する場合が多く、約1,000〜2,000円(バイオ洗浄の場合は2,000~4,000円)の実費負担がかかります。
外壁塗装の高圧洗浄についてよくある3つの疑問
外壁塗装に必要な高圧洗浄について、以下のような疑問を持っていませんか?
「窓は開けられる?」
「洗濯物は外に干せる?」
「雨が降ったらどうする?」
そんなよくある疑問を解決します。
疑問①作業中に窓は開けられる?
原則、高圧洗浄中には窓を開けられません。
なぜなら、少しでも窓が開いていた場合、大量の水が室内に吹き込んでしまうためです。
高圧洗浄の作業中は、窓やドアなどの開閉できるすべての箇所において、鍵までしっかりと閉めなければなりません。
作業中に在宅している家族には、開けないように伝えておきましょう。
疑問②作業中に洗濯物を外に干せる?
外壁塗装の作業中は、高圧洗浄作業を含み、洗濯物を外に干せません。
洗浄中の水はねや、塗装中は塗料やニオイが付着する可能性があります。
作業が終わるまで、洗濯物の外干しを控えましょう。
疑問③作業予定日に雨が降ったらどうする?
建物の状況や汚れの程度、雨量にもよりますが、実施は可能です。
雨の日は洗濯物の心配がなく、水はねも気にならないので、むしろ好都合な場合があります。
ただし、台風などの影響で、天候が著しく悪い場合には、中止となる可能性が高いです。
中止となるかの判断基準やタイミングは、施工業者によって異なるため、担当業者に確認しましょう。
まとめ
外壁塗装では、以下の3つの理由から、高圧洗浄による下準備が必要不可欠です。
- 塗装をきれいに仕上げるため
- 質の高い塗装にするため
- 塗装を長持ちさせるため
決して安くはない外壁塗装において、塗料を長持ちさせるのは大切です。
外壁塗装はおしゃれや見た目の変化だけでなく、お家を守るバリアの役割を担っています。
長年お家を守ってきた古い塗装は、高圧洗浄でしっかりと洗い流し、新しい塗装を長持ちさせるために、高圧洗浄には大切な役割があります。
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